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今週の本棚

内田麻理香・評 『おいしい数学−証明の味はパイの味』=ジム・ヘンリー著

 (岩波書店・2484円)

 将棋や囲碁の棋士がどう頭を働かせているか見当がつかないように、私にとっては、数学者の頭の中も想像することができない。かつて、ある新進気鋭の数学者にインタビューする機会があったが、彼は「ずっとある問題を抱えていたのですが、横断歩道を渡る間にさっと解けたんですよね。それ以来、数学の魅力にはまりました」と答えた。ますます数学者という存在がわからなくなった。

 本書は、料理をこよなく愛する数学者が、数学と料理の本質的な類似性について明らかにするという。料理と科学(特に、化学)の関係性、料理が科学実験に似ていることは過去に多数の書物が出され、私も注目してきた。数学と料理の関係性とはいかなるものか。不思議に思いつつも、本書のページを繰った。

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