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記者の目

パナマ文書とジャーナリズム=中西啓介(ベルリン支局)

「パナマ文書」を入手した南ドイツ新聞のバスティアン・オーバーマイヤー記者(左)と、取材を共にしたフレデリック・オーバーマイヤー記者=ミュンヘンの南ドイツ新聞本社で5月、中西啓介撮影

 中米パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した内部文書「パナマ文書」を取材した国際的調査報道は、世界の政治家や富裕層による不透明な金融取引を暴いた。私は文書を入手した南ドイツ新聞の2人の記者に取材する中で、グローバル化する情報リーク(流出)は、新聞の調査報道に新たな可能性を切り開くと共に、多くの課題を提示していると感じた。

 パナマ文書の最大の特徴はデータの大きさだ。「史上最大の情報流出」と言われる文書は2・6テラバイト(テラはギガの1000倍、1テラバイトで文庫本約1万冊分)。2010年に米政府の公電を暴露し、外交問題に発展したウィキリークス事件の情報量は1・7ギガバイト。パナマ文書はまさに「ビッグデータ」と呼べるほど桁違いの規模である。

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