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平和をたずねて

核の傷痕 続・医師の診た記録/22 放射性物質、微量で疾患悪化=広岩近広

 チェルノブイリ原発事故では、放射性ヨウ素による小児甲状腺がんの多発をみた。だが、近年の子どもにも甲状腺疾患が後を絶たない。小児科医の黒部信一さんは、その原因を半減期が30年の放射性セシウム137と推断している。

 「大量の放射性セシウム137がばらまかれたため、その影響が続いていると思われます。オーストリアの調査では、80%が汚染された飲食物による内部被ばくでした」

 そのことを病理学的に解明したのが、ベラルーシのゴメリ医科大学で学長を務めたバンダジェフスキー医師である。著書「放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響 チェルノブイリ原発事故被曝(ばく)の病理データ」(久保田護訳、合同出版)に衝撃の事実がみられる。<バンダジェフスキーの結論は、低線量の放射線被曝は健康にほとんど影響しないというベラルーシ政府の見解に反していたため、1999年、彼は入学試験に…

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