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私だけの東京・2020に語り継ぐ

ノンフィクション作家・高野秀行さん 「静けさ」への違和感

高野秀行さん=丸山博撮影

 1年のうち2〜3カ月間はアジア、アフリカなどの辺境や日本各地を取材し、東京・杉並の自宅マンションに戻って執筆活動を続けています。長い間、東京を留守にすることが多いのですが、戻った時の風景に戸惑うことがあります。

 強く意識するようになったのは3年前の夏。タイを2カ月旅行して帰国した時のことです。首都のバンコクから飛行機で成田空港に降り立ち、バスに乗って新宿西口に到着しました。真っ昼間のことです。大勢の人が歩いているのですが「音」が聞こえてこない。真夜中かと思うぐらいのシーンとした静けさです。まるで無声映画を見ているような感覚にとらわれました。

 比較的長くタイに滞在したせいかもしれません。特にバンコクは、トゥクトゥクと呼ばれる三輪タクシーやバ…

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