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個展

心の動き、粘土は語る 中ハシ克シゲ

中ハシ克シゲ=清水有香撮影

 ぐいっとひねられた先端や、拳で突かれたようなくぼみ。美術家、中ハシ克シゲ(61)による粘土の造形は手の痕跡をとどめつつ、変化の予感をはらむ。関西では約10年ぶりの中ハシの個展「もっと面白くなるかもしれない。」が大阪市浪速区のスナバギャラリーで開かれている。

 新作10点。表面はどれも灰色に覆われ、両手でつかめる程の大きさだ。制作の際、「何を表現しようとかは考えていない」と中ハシ。たたく・引っ張る・ねじるといった単純な動作を即興的に繰り出し、わずか数十分で形成された粘土の塊を乾燥させて仕上げた。

 「日本的風景」をモチーフにした金属彫刻などを手がけ、2000年からは戦争の記憶を問う「ゼロプロジェ…

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