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/9 夫の死を無駄にしたくない 自殺への根強い偏見・差別に遭遇して /香川

門川・京都市長(左)と話をする石倉さん=京都市内のホテルで、玉木達也撮影

 京都市内で自死遺族が語り合う場を提供するなどの活動をしている「こころのカフェ きょうと」。代表を務める石倉紘子さん(72)も自死遺族だ。

 1985年4月、職場の人間関係などから精神的に追い込まれた夫(当時42歳)が、遺書を残して自ら命を絶った。

 遺書には「君と生きた10年間は幸せだった。僕の分まで長生きしてください」と書かれていた。突然の夫の死。救えなかった自分を責め、自分を残し死を選んだ夫も責めた。周囲に夫の自殺を語れず、酒に溺れ自殺未遂も2回、経験した。

 転機は阪神大震災(95年1月)だった。ボランティア活動に参加し、仮設住宅の入居者の世話などをしている時、ある入居者が自殺したことを知った。周囲の人に葬儀に出席したかを聞くと、「自殺した人間の葬式には行かなくてもいい」と言われ、大きなショックを受けた。別の入居者が自殺したケースでは、遺族が遺体の受け取りを拒否した。自殺への根強い偏見や差別、無理解だった。

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