同一労働同一賃金

正社員・非正規壁外し 高まる「働く意欲」 増す責任感、離職率は低下

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「正社員は責任もあるが、やりがいもある」。自分が関わった売り場の商品を整える片山史紀さん=千葉県船橋市のIKEA Tokyo-Bayで
「正社員は責任もあるが、やりがいもある」。自分が関わった売り場の商品を整える片山史紀さん=千葉県船橋市のIKEA Tokyo-Bayで

 仕事が同じなら賃金も同じ「同一労働同一賃金」。当たり前に思える仕組みがなぜ今まで正面から議論されてこなかったのか。なぜ、重要課題に急浮上しているのか。働き方の見直しに向けた企業の取り組みをみながら、日本人の働く環境を考えた。【細川貴代】

 家具や生活雑貨を販売する「IKEA Tokyo−Bay店」(千葉県船橋市)の売り場で、片山史紀(ふみのり)さん(25)が、販売を担当する夏の新商品を並べていた。大学時代からアルバイトとして働き始め、パート社員を経て今は短時間勤務の正社員。給与が上がる一方、結果を求められるようになるなど責任が重くなった。片山さんは「期待されているのを感じ、やる気が高まっている」と笑顔で話す。

 大手家具販売の「イケア・ジャパン」(本社・船橋市)は2014年9月、全社員の7割を占めるパートを短時間勤務の正社員に転換した。パートだった人も、時給換算した賃金や、福利厚生、会社も保険料を負担する厚生年金・健康保険への加入など全て正社員と同じ待遇とした。契約期限のある有期雇用を廃止し、65歳定年制も適用された。

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