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坂村健の目

「長寿技術」と人間の本質

 昨年末に、米食品医薬品局が「メトホルミン」という薬剤の臨床試験を始めるというニュースがあった。糖尿病治療薬として以前より一般的に使われている薬だが、今回の試験では「寿命を延ばす」効果があるかどうかを調べるという。加齢は病気ではなく、それを治療するという考え方自体がないというのが従来だった。それを変えてまで−−そして大規模臨床試験に値するほど確からしいということで、メトホルミンが大きな話題になったのだ。

 以前は眉唾だったこの種の技術だが、ここに来て急激に進んでいる。メトホルミンが最初に試験対象になるのは、単に副作用等がよく分かっており安全に試験できるからで、効果のありそうな分子はいくつも見つかっているという。20年寿命が延びるとか、120歳まで生きられるとか、さらには若返りも可能といった威勢のいいことを言う研究者までいる。とはいえ試験の結果、効果がたった数年でも「長寿技術」に正式認可の道ができる…

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