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鬼平を歩く

江戸・東京今昔/35 有馬家屋敷 赤羽橋 増上寺と見事な共演 /東京

首都高速の下に古川が流れ、赤羽橋が架かっている。手前は赤羽橋の親柱

 「私の藩邸から近い縁日では、有馬邸の水天宮が盛んで、その頃江戸一番という群集であった」。明治以降、俳人として有名になる松山藩(愛媛県)藩士、内藤鳴雪(1847〜1926年)は「鳴雪自叙伝」に水天宮のにぎわいをつづっている。

 内藤が暮らしていた松山藩中屋敷は現在の港区三田、イタリア大使館を中心とする区画にあり、北隣に久留米藩(福岡県)有馬家の上屋敷があった。1819年以降、有馬家は久留米から屋敷内に勧請した水天宮を毎月5日、一般公開した。

 有馬家屋敷は敷地面積8万2500平方メートル。江戸庶民にとって普段、うかがい知れぬ屋敷に入れる物珍しさもあって、水天宮参詣の人気はすごかった。女性と子供は腕力のある男に先導してもらわないと、人の群れにはじき飛ばされる。履物が脱げても拾うことはできない。そんなすさまじい参詣風景が鳴雪自叙伝に描かれている。

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