石巻3人殺傷

「死刑宣告の重み、一生」裁判員、思い複雑

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石巻3人殺傷事件の最高裁判決後に記者会見に応じる弁護団の草場裕之弁護士(中央)ら=東京・霞が関で2016年6月16日午後5時46分、竹内紀臣撮影
石巻3人殺傷事件の最高裁判決後に記者会見に応じる弁護団の草場裕之弁護士(中央)ら=東京・霞が関で2016年6月16日午後5時46分、竹内紀臣撮影

 市民が参加する裁判員裁判を経て、少年だった被告への死刑が初めて確定する。宮城県石巻市の3人殺傷事件で16日、最高裁が被告側の上告を棄却した。1審で元少年と向き合い、「究極の刑罰」と更生可能性の間で揺れた裁判員経験者は複雑な思いを明かした。【伊藤直孝、本橋敦子】

 「決まったか……」。1審・仙台地裁の審理に参加した40代の裁判員経験者は16日午後、車を運転中にラジオのニュースで元少年(24)の上告が棄却されたと知った。

 2010年11月、裁判員に選ばれて初めて法廷に入った。被告は当時19歳。地裁の配慮で傍聴席に背を向け、裁判員に向かって座っていた。5日間の審理中に顔をよく見て思った。「子供だ」

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