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今週の本棚・本と人

『罪の終わり』 著者・東山彰良さん

 (新潮社・1620円)

大胆に語る救世主誕生神話 東山彰良(ひがしやま・あきら)さん

 2173年6月16日、小惑星が衝突し(これを「六・一六」と呼ぶ)て崩壊した地球。気温は大幅に下がり食料不足にさいなまれ、人肉を口にしなければ生き延びられない世界が始まった。そんな未来のアメリカを舞台に、食人を許す救世主誕生の神話と信仰が生まれる過程を大胆に描く。語り口はポップで、残酷で、重厚。2013年刊の『ブラックライダー』の前日譚(たん)に位置するが、そちらを読んでいなくとも読み応え十分な怪作だ。

 『ブラックライダー』は六・一六後の混乱する世界を、荒くれた西部劇のように描いた長大な物語。SF仕立…

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