メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

養老孟司・評 『「奇跡の自然」の守りかた−三浦半島・小網代の谷から』=岸由二、柳瀬博一・著

 (ちくまプリマー新書・950円)

現代に普遍性持つ「流域」の思考

 東京から一時間強、神奈川県・三浦半島の先端近くに小網代(こあじろ)がある。この辺りは小さなリアス式海岸で、小網代は一本の小川が中心を流れる谷つまり集水域と、それが海に流れ込む干潟からなる。県が結局土地全体を入手し、この自然環境が完全に保全されることになった。現在では一本の木道が谷の入り口から干潟まで走り、だれでも自由に見学が可能である。

 本書はこの保全に関わった著者たちが、三十年にわたる保全運動の基本的な考え方、具体的な歴史を書いたも…

この記事は有料記事です。

残り1199文字(全文1451文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 記者も身を寄せた避難所 「体育館で雑魚寝」でいいのか

  2. ラグビーW杯 日本、4強入りならず 南アに3-26

  3. 水浸し、満員、夜の冷え込み…気詰まり避難所 想定外? 準備不足?

  4. 台風19号 寝室で増水 目の前で夫「世話になったな」…86歳妻「1人はつらい」福島・いわき 

  5. 「僅差で可決」覆した緊急動議 残留への潮目変わるか 英EU離脱審議

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです