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EU離脱国民投票/4 他国の船に魚奪われ

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漁から港に戻ったスティーブン・パーカーさん。EUの規制で一定の漁獲量しか許されていない=英南西部ブリックハムで2016年6月14日、三木幸治撮影
漁から港に戻ったスティーブン・パーカーさん。EUの規制で一定の漁獲量しか許されていない=英南西部ブリックハムで2016年6月14日、三木幸治撮影

軋(きし)む英国

 英南西部にある人口1万7000人の小さな港町、ブリックハム。夕方を過ぎると、続々と漁船が港に戻ってきた。多くの船が「LEAVE(離脱)」の旗を掲げている。「もうまっぴらだ」。漁師歴33年のスティーブン・パーカーさん(55)は言う。「この30年、EUのせいで英国の海に他国の船が押し寄せ、魚が奪われてきた。国民投票は生き残るためのラストチャンスだ」と力を込める。

 英国は1973年、EUの前身である欧州共同体(EC)に加盟した。当初は加盟に否定的だったが、EC加盟国の独、仏の経済成長を見て方針転換した。条件の一つが、自国の領海で加盟国の漁を認める漁業政策に加わることだった。

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