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大雨

避難の時に自分を守る方法 その注意点は…

大雨で一帯が水につかった熊本市南区=2016年6月21日午前10時24分、本社ヘリから矢頭智剛撮影

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 梅雨前線の影響による20日夜からの記録的な大雨のため、熊本地震で被災した熊本県内などで浸水や土砂災害などの被害が発生している。公的機関などが発行している水害の際の避難の注意点をまとめた。【大村健一/デジタル報道センター】

近づかない方がいい場所

集中豪雨の避難の際に気をつけるべき点=東京防災より

 東京都が制作した防災のための冊子「東京防災」によると、都市部の河川や下水道は一般的に1時間50ミリの降雨を想定して造られているため、想定以上の降雨により、都市型水害が発生する恐れがあるという。まず身を守るために、(1)水があふれる恐れがある河川や用水路(2)冠水の危険性が高い立体交差の下側の道路や、歩行用の地下道路など地面よりも低いところにある道(3)冠水しやすく、水圧でドアが開かなくなって逃げ遅れる危険性がある地下室、半地下の家屋には特に近づかないように呼びかけている。建物の2階など、高さのある安全な場所に退避することを心がけたい。

避難の際の注意点

 避難勧告などが発令されて避難する場合は、水流の中で動くことの難しさを頭に入れておく必要がある。成人男性は70センチ、成人女性は50~60センチ、子どもの場合は20センチほどの深さの水の流れがあると自由に動けなくなるとされる。道路が浸水すると、側溝や、ふたが外れたマンホールなどが見えづらく、足を取られてしまう危険性がある。冠水する前に早めの避難が重要となる。

 気象庁は避難の際、「持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておく」ことを推奨しており、避難時の携行品の一例として以下を挙げている。

 ・リュックサック

 ・飲料水、乾パンやクラッカーなど、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、哺乳瓶など

 ・救急医薬品、常備薬、マスク、紙おむつ、生理用品

 ・現金(小銭も)、預金通帳など、印鑑、健康保険証など、身分証明書

 ・下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴

 ・ナイフ、缶切り、鍋や水筒、懐中電灯、ラジオ、電池、ロープ、マッチやライター、使い捨てのカイロ、ティッシュなど、筆記用具、ごみ袋

 ・防災頭巾やヘルメット、予備の眼鏡など、地図

土砂災害の前兆を見逃さないように

土砂災害の種類と注意点=政府広報オンラインより

 また豪雨の際、気をつける必要があるのが土砂災害。特に山間部やがけのそばにある地域では注意が必要だ。政府のオンライン広報には「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3パターンの土砂災害についてそれぞれの特徴と主な前兆現象を紹介している。

 「がけ崩れ」と「地滑り」に共通しているのは「ひび割れ」「地鳴り」「地面から水が噴き出る」などの現象だ。「土石流」も「山鳴り」のほかに、「川の水のにごり」や「立ち木が裂ける音や石のぶつかり合う音」「腐った土のにおい」が前兆現象として挙げられている。河川に近づくのは危険だが、五感で災害を察知し、早めの避難を心がけたい。また、土砂災害が発生した地域の周辺も、雨で地盤が緩み、災害が起こりやすくなっている可能性が高い。各都道府県が発表している「土砂災害危険箇所」をチェックしておくことが、被害の拡大を防ぐことにつながる。

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