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沖縄慰霊の日

「東京で黙とうしづらい」 上京した県民が過ごす23日

「慰霊の日を考える集い」で黙とうする、東京沖縄県人会青年部委員長の宮里年男さん(右)ら=2016年6月19日、中嶋真希撮影

 6月23日は、沖縄戦で犠牲になった人たちを弔う「沖縄慰霊の日」だ。沖縄県内では役所や学校が休みになり、正午には黙とうをささげる。慰霊の日が大きな意味を持つ沖縄で生まれ育った県民が、進学や就職で本土へ来て驚くのが慰霊の日の扱いの小ささだ。ほとんどの人がいつもと変わらない日を過ごす東京で、沖縄県民はどう23日を過ごしているのだろうか。【中嶋真希】

 東京都世田谷区内の会議室で19日、東京に住む沖縄出身者でつくる東京沖縄県人会青年部主催の「慰霊の日を考える集い」があった。日ごろは、エイサーや三線の練習で集まる青年部だが、毎年6月は沖縄戦について学び、犠牲者を追悼する会を開いている。太平洋戦争末期に米軍が上陸し、日本軍が持久戦に持ち込んだ沖縄戦は、約9万4000人の一般住民が犠牲になった。慰霊の日は、軍司令官の自決を経て旧日本軍の組織的な戦闘が終わった日だ。

 集いを始める前に、浦添市出身で青年部委員長の宮里年男さん(37)が「黙とうをささげましょう」と声をかけると、参加者は目を閉じた。「重い内容の会だから参加者は少ない」と宮里さんは言うが、30代を中心に十数人が集まり、会議室の席は埋まった。

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中嶋真希

2006年毎日新聞社入社。静岡支局、毎日小学生新聞などを経て15年10月からデジタルメディア局。東日本大震災の影響で統廃合した宮城県石巻市の小学校や、性的少数者、障害者の社会進出などについて取材を続けている。共著書に「震災以降 終わらない3・11-3年目の報告」(三一書房)がある。

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