メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

本郷 和人・評『引っ越し大名三千里』土橋章宏・著

藩の苦難を救う春之介 一発逆転、天晴れ!

◆『引っ越し大名三千里』土橋章宏・著(ハルキ文庫/税抜き600円)

 痛快! この小説を評するのに、もっとも適切な言葉はこれだろう。日ごろ何の役にも立たなかった本の虫、ぐずの「かたつむり」こと片桐春之介が「引っ越し奉行」として大活躍。周囲の協力を得ながら、国替(くにがえ)を命じられた藩の苦難を救う。武士相互の言葉遣いがだいぶ怪しいけれど、そんなものご愛嬌(あいきよう)。テンポが小気味よいから、ページをめくる手が止まらない。

 大名の国替。それは青天の霹靂(へきれき)のように幕府から命じられる。通達があったが最後、城勤めの武…

この記事は有料記事です。

残り674文字(全文956文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. JR茨木駅で男性転落、右足一部切断の重傷 約3万人に影響

  2. 白いマダコを展示 水族館スタッフ「擬態できず、苦労したと思う」 下関・海響館

  3. 「妻子3人の死亡は出勤前」法医学者証言 元巡査部長は「出勤時寝ていた」 福岡地裁公判

  4. 新千歳発の全日空機、引き返す 客室に「白い粉」拡散

  5. 母子3人殺害 元福岡県警巡査部長「子供を殺す証拠も動機もない」無罪主張 福岡地裁初公判

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです