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ソフトバンクグループの孫正義社長の後継者と目されていたニケシュ・アローラ副社長の突然の退任表明は、通信業界や市場関係者に波紋を広げた。アローラ氏は中国の電子商取引最大手のアリババグループ株売却をはじめとするグループの海外戦略で手腕を発揮したが、「少なくとも、あと5年から10年は社長として当社を率いていく必要がある」とする孫社長と後継のタイミングをめぐり、思惑の違いがあったようだ。
アローラ氏の突然の退任発表は、22日の株主総会の前日夜という異例の展開だった。ソフトバンクグループは20日、同社株を保有する海外投資家からアローラ氏の実績や適性に疑問を呈する書簡を今年1月に受け取ったことに対し、社内の特別調査委員会が「アローラ氏に問題はない」とする調査結果を発表したばかりだった。
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