メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/433 高架下の弾痕 /大阪

JR東海道線の高架下に残る空襲の弾痕=大阪市福島区鷺洲5で、松井宏員撮影

 ◆環状線・福島

笑う米兵、国の無策

 前回、福島のJR東海道線高架下に残る機銃掃射痕について触れた。上空から撃ったら高架下に弾痕は残らないはずなので「よほど低空から人を狙ったのだろうか」と書いたところ、読者の清水英子さんからお手紙を頂戴した。

 「9才頃を思い出し、今ごろになっても腹立ち、ついペンを取りました」と、空襲体験がつづられていた。「あの頃はかなり早い時期からガード両側は国の方針で200メートルくらいずつ、建物は全くなく、完全に空き地にされていました」。空襲による延焼を防ぐために建物を撤去した「建物疎開」のためと思われる。

 福島の弾痕は6月7日の空襲による。「天王寺方面は昭和20年6月15日午前10時頃でした。建物や防空壕(ごう)から焼夷(しょうい)弾で人々を追い出し、ネズミをいたぶる猫のように、空き地を逃げ惑いガード下へ行くまで機銃掃射するのです。それも体を狙わず手足を狙い、まるでゲームを楽しんでいるかのように笑顔を見せて。母親、妹、私の3人とも、爆音が聞こえると空き地に平グモのごとく伏せ、爆音が遠のくとガード下…

この記事は有料記事です。

残り865文字(全文1331文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「NEWS」メンバーがコロナ感染 加藤シゲアキさんと小山慶一郎さん

  2. 乱交パーティー数十回主催 福岡県警職員を懲戒免職、売春防止法違反で起訴

  3. 重症者440人 急速に状況悪化 病床使用率も全国的に上昇 医療崩壊懸念

  4. 「菅語」を考える 論理的でない受け答え「首相の器ではない」 上西充子法政大教授

  5. 「感染を制御できない」 専門家に強い危機感 会合後に漏れた本音

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです