「食」を通じて難民を知り、支える取り組み「Meal for Refugees(難民のための食事、M4R)」。これまでに20以上の大学が実施し、学食に難民の故郷の味を取り入れてきた。その取り組みを取材した。【一橋大・梅澤美紀、写真は一橋大・武智研吾】
世界難民の日(20日)にあわせ、今月13日から24日まで、東京女子大学(東京都杉並区)の学生食堂にはユニークなメニューが登場した。「バングラデシュのエッグカレー」のほか、「カレン(ミャンマー南東部・タイ西部の山地に住む少数民族)のココナッツミルク白玉」、「きな粉入りビルマ風サラダうどん」など。
企画したのは同大の学生有志。メニューは難民支援協会(東京)が出しているレシピ本「海を渡った故郷の味」の中から選び、学食のスタッフと交渉して決定した。1食につき10円を難民支援協会に寄付する。初の試みとなった昨年冬の実施では、2週間で約400食を売り上げた。
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