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【ロンドン三木幸治】英国で23日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が始まった。残留してEU内で英国の権利拡大を目指すのか。離脱して他国の影響をできる限り排除する「独立」の道を歩むのか。住民らは、それぞれの思いを込めて1票を投じた。
イスラム教徒が半数近くを占め、労働者階級が住むロンドン東部のシャドウェル地区。投票に訪れた住民には離脱派が多かった。彼らが問題視するのは主に移民問題だ。
「残留派は富裕層だけだ。我々、貧しい労働者階級には離脱派しかいない」。スーパーマーケット店員のノンズル・イスラムさん(36)はそう断言する。「昨年以降、ポーランドやパキスタンから大勢の移民が流入したが、これ以上は受け入れられない。仕事も住宅も足りないし、我々の職も奪われかねない」と主張した。祖父母がバングラデシュから来た移民だが「移民はもう定員オーバーだ」と繰り返した。
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