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論点

英EU離脱の衝撃

ウィリアム・ホースリー氏

 英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票は離脱派が過半数を占めた。65年余りに及ぶ欧州統合史の中で初めての、そして最大の危機と言えるだろう。世界経済への衝撃も大きく、早速、市場は大荒れとなった。英国を二分した今回の投票結果は、英国内、EU域内、世界経済にどう影響するのだろうか。

国を二分、修復に課題 ウィリアム・ホースリー 元BBC記者

 国民投票の結果に衝撃を受けている。EUからの離脱の決定は、英国にとって経済や安全保障、これまで築いてきた外交関係においてとても大きな打撃となる。日本で例えるなら、日米安全保障条約を破棄するようなものだ。国が繁栄してきた基盤となる環境が変わってしまう影響は計り知れない。キャメロン首相に代わる新たな指導者は、経済や安全保障における新しい同盟関係を模索しなければならない。これは非常に難しい作業で、英国の先行きは不透明だと言わざるを得ない。

 離脱派が勝利した要因は、有権者の「怒り」だと考えている。2004年にポーランドなど東欧諸国がEUに…

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