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海部宣男・評 『科学の発見』=スティーヴン・ワインバーグ著

 (文藝春秋・2106円)

 科学という人間の営みは、いまや巨大だ。技術的応用も含めて私たちの日常を覆い、良かれ悪(あ)しかれ人類の将来も規定する。だからこそ、科学の手法や科学の考え方とはどういうものか、それを人類はどうやって手にしたのかを理解したい。

 それを探る科学史の探究は数多いが、ここに明確な見通しと主張を持った一冊が加わった。

 本書は、アメリカのノーベル賞量子物理学者が、古代から一六〜一七世紀の科学革命までの道のりを、「近代科学の発見(・・・・・・・)」をキーワードにあぶり出したものである。何が「発見」されたのか、「発見」はなぜ困難だったのかなどを現代の視点から追求する、確信犯的にオーソドックスな科学史。ギリシャの自然哲学からイスラーム科学、中世ヨーロッパを経てガリレオ、ニュートンによる「近代科学」の成立へまっしぐらに…

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