来春大卒予定者の採用市場は、6月初旬が大手企業の内定を出すピークとなり「第1ラウンド」を終えた。インターンシップやリクルーターの活用など事実上の採用活動が前倒しで進み、予想通り「短期決戦」となったようだ。
●指針は有名無実化
「予想以上に就活漬けの日々だった」。早稲田大4年の男子学生は6月初旬、第1志望の大手ITベンダーの内定を得て就職活動を終えた。昨夏からインターンシップに参加するなど早くから就活に取り組み、4月にはコンサルティング会社など2社から内定を得るなど順調に進めた。「効率的な就活ができた」とみるが「セミナーや面談などスケジュールがどんどん埋まり、一気に駆け抜けた感じ」と振り返る。
来春大卒予定者の採用は当初から「短期決戦」とみられていた。経団連の指針変更で、企業説明会など広報活動の開始は3月と今春卒採用と同じだが、選考開始は6月へ2カ月早まった。採用意欲が旺盛なところへ広報期間が短期化し、選考や内定出しが前倒しで進むと予想された。
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