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特集ワイド

数学ブーム、なぜ続く 囲碁、将棋に匹敵する知的遊び IT、金融企業に需要

「ロマンティック数学ナイト」で数式を解きながら交流する参加者=東京都港区で4月28日(「和から」提供)

 サイン、コサイン、タンジェント−−三角関数を思い出すだけで嫌な思い出がよみがえるのだが、世の中では数学を学び直す大人が増えている。大手書店では大人向けの数学本が平積みされ、「ブーム」と言われてから7年がたつが、勢いは衰えない。なぜなのか。その“証明”に取り組んでみた。【沢田石洋史】

 東京・渋谷に建つビルの一室。夜になると、仕事帰りのビジネスマンらが次々と訪れ、カーテンなどで間仕切りされた個室へと入っていく。講師がホワイトボードに数式を書き込むと、受講者は熱心にメモを取り、質問を浴びせる。この「大人のための数学教室 和(なごみ)」は、1対1の個別指導が特徴だ。料金は1回50分で7000〜9500円。学校や予備校などの授業に飽き足らない小・中・高校生も学びに訪れる。

 数学教室を展開するのは「和(わ)から」(渋谷区)。堀口智之社長(31)によると、2010年の創業当時は、数学を学び直し、趣味にしたいという人を中心に月約30人が受講した。今では約400人に増え、ビジネスに生かそうという人が半数を占める。受講者の中には「工場に行くと、数学の知識がないので理系の社員との会話が成り立たない」と話す「文系」の人もいるという。

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