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旅籠

旧垂井宿の宿泊施設、奮闘中 経営難に高齢化、老朽化… それでも「一日でも長くのれん守る」 岐阜・垂井

江戸時代から営業する旅籠「亀丸屋旅館」の前に立つ西村操子さん=岐阜県垂井町で

 東海道や中山道などの宿場町に設けられた宿泊施設「旅籠(はたご)」。江戸時代の建物のまま営業している旅館もあるが、ここ数年、経営者の高齢化による廃業が続出。「先祖伝来の『のれん』を守りたい」という主人たちの頑張りに支えられた数軒が、今も中山道沿いに残る。

 中山道の垂井宿(岐阜県垂井町)にある「亀丸屋旅館」。1777年の建物で、客間には刀掛けが置かれ、廊下は敵の侵入を伝える「うぐいす張り」。火縄銃を突き出す「鉄砲窓」も残る。かつては行商人らでにぎわったが、今年の宿泊客はまだ7人。「旅籠一本では食べていけない」。8代目主人の西村操子さん(82)は、全国的には有名とはいえない旧宿場町で営業を続ける難しさを漏らす。

 1人で切り盛りしていたが、足腰が衰えたため、2年ほど前から食事の提供をやめ、素泊まりに切り替えた。…

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