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がんを笑おう 2度手術の山田邦子さん「やりたいことが見えてきた」

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 「2人に1人が一生のうち一度はがんになる」と言われるように、がんはもはや特別な病気ではない。医療の進歩でがんと診断された10人のうち約6人が10年後も生きられるが、「がん=死」というイメージは今も根強い。がんと共存していける時代に「死の病」と恐れるばかりでいいのだろうか。【庄司哲也】

4年間治療続ける23歳「いい子をやめた。今を楽しむ」

 「私はがんになって、いい子をやめました。いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いっぱい楽しもうと思います」。5月中旬から放映されている米保険会社のテレビCMで、こんなメッセージを伝えているのは大阪府在住の山下弘子さん(23)だ。22日夜、家族とトルコ旅行から帰国したばかりの山下さんと成田空港で会った。

 山下さんは大学1年だった19歳の夏に肝臓がんと診断された。手術でがんを切除したが、その後、肺への転移や再発が見つかり、今も治療を続けている。CMの言葉に込めた気持ちを説明してくれた。「がんになるまでは、親の前ではいい子、先生の前では完璧な生徒で、誰かのためにいい子を演じ、自分の人生を考えていませんでした。でも、がんになって自分の人生は自分しか生きられないと気づかされて。がんであっても、そうじゃな…

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