メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

現代デザイン考

五輪エンブレム 社会をほぐす「トコロ柄」

 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム決定から2カ月たち、採用された「組市松紋(くみいちまつもん)」を目にする機会が増えている。インターネット上では計算し尽くした精密なデザインを評価する声が高まっているが、デザインした野老(ところ)朝雄さん(47)はどのようなアーティストなのだろうか。

 東京造形大で建築を学び著名建築家を輩出した英国のAAスクールに留学。01年の米同時多発テロに衝撃を受け、「つなげる」を主題に、幾何学原理に基づいた紋様の制作を始めた。建築家や組織設計事務所との協働が多く、昨年建て替えが終わった大名古屋ビルヂングなどで外装や壁面デザインを担当。生地やファッションブランド「イッセイミヤケ」のバッグにオリジナル柄も提供してきた。

 「建築出身だが分野には全くこだわらない。シンプルな仕組みで無限に広げることができる表現が真骨頂」。親交が深い建築ユニット「みかんぐみ」代表の曽我部昌史・神奈川大教授はそう語る。例として代表作で「トコロ柄」と呼ばれるパターンを挙げた。同心円を基本に構成され、縦横どうパーツを並べても柄がつながる連続性が特徴だ。強い視覚効果に加え、パーツ単位のため効率性も高い。

この記事は有料記事です。

残り437文字(全文945文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 中居正広さん、ジャニーズ3月末退所し独立 遺骨手に「ジャニーさん、力をくれ」

  2. 愛子さまが学習院大文学部へ進学 推薦入試合格

  3. ファクトチェック 「中国・武漢で亜硫酸ガスが大量発生 1万4000人の遺体を焼却」という情報は本当か

  4. 政府批判の神戸大教授が動画削除 「助言」の医師がFBで事実誤認を指摘

  5. 新型肺炎、高齢者や持病ある人に高い致死率 対策難しい無症状の人からの感染

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです