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 税金が安いタックスヘイブン(租税回避地)は、日本でも大昔から存在した。16世紀後半の安土桃山時代、織田信長が進めた「楽市楽座」は、城下町で課税を免除し、商工業団体(座)の持つ特権を廃止した規制緩和策。「近隣地域より税金が安い」と新興の商工業者が集まった。楽市は「税金が楽」だったのだ。

 「でも、名義だけ移るのはやっぱりおかしいよな」。“病み上がり”の僕を見舞いに来た税理士の友人が意見を求めてきた。中米パナマの法律事務所で内部文書が流出した「パナマ文書」のことを言いたいらしい。事件の事務所はタックスヘイブンの法人設立を代行していたが、法人は活動実態はなく、名義だけのペーパーカンパニーが多かったとされる。友人がこんな話をしてくれた。

 「日本では普通、個人から個人に贈与する場合はもらった方に贈与税がかかり、法人から個人への贈与にはもらう個人が所得税を払うだけでなく、法人側にも法人税がかかる。資産を親族に贈与する場合、(1)個人から個人への贈与税を払うか(2)個人の死亡後に相続税を払うか(3)法人名義を使って所得税と法人税を払うか−−三つの選択肢を熟慮する」

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