玄海原発

伊万里市長が「脱原発」宣言 再稼働に危機感

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「原発の再稼働は心情的にも反対」と宣言した塚部市長=佐賀県伊万里市役所で2016年7月4日午前10時24分、渡部正隆撮影
「原発の再稼働は心情的にも反対」と宣言した塚部市長=佐賀県伊万里市役所で2016年7月4日午前10時24分、渡部正隆撮影

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働問題で、佐賀県伊万里市の塚部芳和市長は4日の定例記者会見で「再稼働に同意するつもりはない」と、明快に脱原発を宣言した。同市は市域の大半が原発から30キロのUPZ(緊急防護措置区域)圏内だが、再稼働に必要な「地元の同意」では蚊帳の外。このため、再稼働へと順調に進む現状に危機感を抱いての表明とみられるが、これまで条件付き賛成とみられていた市長の急変は、大きな波紋を呼びそうだ。【渡部正隆】

 国内の原発は5年前の福島の事故で全基が停止。現在は川内原発(鹿児島県)の2基が再稼働しているだけ。塚部市長はこうした現状を念頭に「市民の多くは原発がなくても経済活動に支障はないと思っている。原発は事故が起きれば、取り返しのつかない深刻な事態になる。だから『あえて再稼働しなくてもいいんじゃないか』という空気が市民の間にはある」と指摘した。

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