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工藤 美代子・評『赤へ』井上荒野・著

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そっと忍び寄る「死」とこってりと濃厚な「生」

◆『赤へ』井上荒野・著(祥伝社/税抜き1400円)

 この本をどのように捉えたらよいのだろう。読み終わって一週間ほど考え込んでいた。

 「『死』を巡る十の物語」と帯に書いてある。つまり十編の短編小説が収録されていて、すべての作品のテーマは「死」に関連する。そこまではわかった。

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