季節商戦

夏の需要掘り起こせ 夏おせちやお盆玉袋…

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イオンリテールが販売する夏おせち=同社提供
イオンリテールが販売する夏おせち=同社提供

 「夏おせち」「お盆玉袋」−−流通や外食などの各社が違う季節の定番を夏向けに“転用”した商品展開を本格化させている。景気回復を実感できない消費者の財布のひもは固い上、夏はクリスマスやバレンタインデーのような季節商戦がないため、夏の行事と絡めることで需要を掘り起こす考えだ。【浜中慎哉】

 「お盆の定番にしたい」。そう意気込むのは、今年初めて「夏おせち」を発売するイオンリテールの担当者だ。夏おせちは2012年ごろから料亭などが始めたとされるが、まだ一般的ではない。同社は家族が集まる8月のお盆に一家で楽しめるよう大人向けのオードブルから子ども向けのケーキまでを詰めた「家族のタパス」など6種を用意した。7月31日まで予約を受け付け、8月13、14日に店頭で引き渡す。「食欲が落ちる暑い日でも食べやすいようにさっぱりした味付けにするなど配慮した」という。

 祖父母がお盆に帰省した孫に小遣いをあげることに着目し、お年玉袋にちなんだ「お盆玉袋」の販売を始めたのが雑貨チェーンの「ロフト」だ。そもそもお盆玉袋は山梨県の紙製品製造会社「マルアイ」が10年に開発して発売。口コミなどで広がりつつあり、ロフトも同社などから約120種を仕入れているという。

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