【カイロ秋山信一】サウジアラビアで4日、西部にあるイスラム教の聖地メディナなど3都市で自爆テロが相次ぎ、少なくとも4人が死亡、7人が負傷した。メッカに次ぐイスラム教の聖地での自爆テロ事件はイスラム圏全体に衝撃を与え、サウジと政治的に対立するイランからも非難の声が上がった。
サウジ資本の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、メディナで4日午後7時ごろ、「預言者のモスク(イスラム礼拝所)」に近接する駐車場で、男が治安当局者らに接近した後に自爆し、治安当局者4人が死亡、5人が負傷した。4日には西部ジッダの米総領事館や東部カティフのイスラム教シーア派のモスクの近くでも男が自爆する事件が起きたが、死者はいなかった。
犯行声明は出ていないが、過激派組織「イスラム国」(IS)などサウジ王室と敵対する勢力による犯行の可能性がある。治安当局は、ジッダの自爆犯はサウジ在住のパキスタン人運転手だと発表したが、テロ組織との関連は不明だ。
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