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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/435 東洋製罐工場跡 /大阪

ほえるライオン像が出迎えてくれる高碕記念館=宝塚市雲雀丘1で、松井宏員撮影

 ◆環状線・福島

逸話の宝庫、創業者高碕

 マンション「アーベイン中之島西」(福島区玉川1)のモニュメントは、以前ここにあった工場の機械部品を使ったもので、その工場というのが缶詰め缶を製造していた東洋製罐大阪工場だ。調べると、工場だけでなく東洋製罐創業の地だった。

 創業者は、のちに実業家から政治家に転身し、通産大臣などを務めた高槻市柱本生まれの高碕達之助。この人は実に逸話の多い人なので、のちほど紹介したい。茨木中学(今の茨木高校)卒業後、水産業を興すべく農商務省水産講習所(のちの東京水産大学→東京海洋大学)で学び、技師として水産会社やメキシコなどで缶詰や製缶技術を研究。帰国後、1917(大正6)年に阪急東宝グループの創業者、小林一三の協力で東洋製罐を設立、自身は支配人を務めた。

 その場所が、移転した西野田第一尋常小学校の跡地約2200平方メートル。価格も安く、校舎を多少改築すれば工場に使えたことから払い下げを受け、イワシの缶詰用の缶を製造。3年後に隣の工場の火事で焼けてしまうが、「水をかけさせなかったので、機械は修理して使えた」という。

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