イラク戦争

IS台頭招く 英独立調査委報告

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 【カイロ秋山信一】米英などがフセイン政権を打倒した2003年のイラク戦争を巡り、英国の独立調査委員会は当時のブレア政権による参戦の判断に問題があったと結論づけた。戦争はイスラム過激派の台頭を招き、中東の勢力図を塗り替えた。混乱は戦後13年以上経過した今も続いている。

 「イラク戦争は誤った情報に基づく、正しい判断だった。国民を長年苦しめたサダム・フセイン(元大統領、06年に処刑)の排除は必須だった」。イラク人記者のアムガド・タリアーさん(38)は毎日新聞の取材にそう語った。

 約24年間にわたって政権を率いたフセイン氏は、親族中心に自身と同じ少数派のイスラム教スンニ派(国民の約2割)を政権中枢に起用する一方、多数派のシーア派(同約6割)や少数民族のクルド人(同約2割)を弾圧した。多くの国民がイラク戦争を「独裁からの解放」と受け止め、米英の開戦責任を問う声は必ずしも大きくない。

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