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ひまわりEYE

気象庁は2015年7月、世界最高水準の能力を持つ「ひまわり8号」の運用を始めた。情報通信研究機構(NICT)、千葉大環境リモートセンシング研究センターと共同で、防災・減災の願いを込め、地球と大気の現象を、高精細なひまわり画像で紹介する。

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雨の源水蒸気を追う

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青〜緑〜オレンジ〜ピンクと大気中に含まれる水蒸気量が増え、前線の南側や南西側で水蒸気量が多い様子が分かる。紫は雲の部分=東京大、宇宙航空研究開発機構提供
青〜緑〜オレンジ〜ピンクと大気中に含まれる水蒸気量が増え、前線の南側や南西側で水蒸気量が多い様子が分かる。紫は雲の部分=東京大、宇宙航空研究開発機構提供

 梅雨前線は太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の境に発生し、その南北で水蒸気量の差が大きいことが特徴だ。前線上に低気圧や積乱雲が次々に発生し、大雨をもたらす。この雨の源となる水蒸気の分布を、ひまわり8号が克明にとらえた。

 ひまわり8号は、複数の波長の赤外画像を撮影でき、大気の状態をとらえる能力がひまわり7号より大きく向上している。複数の観測情報を処理すると、大気中に含まれる水蒸気の状態を細かくとらえられる。6月11日に赤外画像の二つの波長を使って分析したところ、前線の南…

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