SEALDs奥田さん

「野党共闘に一定の効果はあった」

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 首都圏の学生らが2015年5月に結成し、国会前などで安全保障法制に反対する抗議行動をリードしてきたSEALDs(シールズ)。今回の参院選では「野党共闘」と訴え、「1人区」の野党統一候補を中心に非改憲勢力の候補者を支援した。

 その先頭に立ち、全国を駆け回った中心メンバーの奥田愛基さん(24)が11日未明、国会前で毎日新聞の取材に応じた。改憲勢力が3分の2以上を占めた選挙結果について、「(1人区で)前回より議席を増やせた。野党共闘に一定の効果はあった」と評価しつつ、「選挙戦は論戦というよりキャンペーン合戦となり、市民に訴えを十分に伝えきれなかった」と振り返った。

 国会前で「憲法守れ!」「民主主義ってなんだ? これだ!」とコールした昨夏、自公による安保関連法案の強行採決を目の当たりにした。コールに「野党は共闘」を加えた。その呼びかけが各党の党首らを動かし、野党共闘が実現した。奥田さんは選挙期間中、「DON’T TRASH YOUR VOTE」(あなたの1票を無駄にしないで)とプリントしたワークシャツ姿で、「改憲勢力に3分の2を取らせてはならない」と訴えてき…

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