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論の周辺

大岡信さんの時代感覚

 詩人の大岡信さん(85)の業績を改めて位置づけようとする試みが最近進んでいる。昨秋、東京・世田谷文学館で「詩人・大岡信展」が開催されるとともに、雑誌『大岡信研究』が刊行された。今年4月には岩波文庫から『自選 大岡信詩集』が出たのに続き、このほど、昨年の展覧会の際に行われた連続講座を中心に評論集『大岡信の詩と真実』(菅野昭正編、岩波書店)がまとめられた。

 大岡さんといえば、詩人としての出発とほぼ同時に批評家としても活躍を始めたことで知られる。このことは『自選 大岡信詩集』の解説で、評論家の三浦雅士さんが指摘している通りである。実際、単行本の刊行に関しては評論集『現代詩試論』(1955年)のほうが第1詩集『記憶と現在』(56年)より早かった。その後も先鋭で清新な詩作を重ねるとともに、詩や古典文学はもちろん美術などの芸術評論も広く手がけた。

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