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2016参院選 越えた「改憲」ハードル

自民党執行部が拍手する中、候補者ボードの当確者名にバラを付ける安倍晋三首相(中央)と谷垣禎一幹事長(同右)=東京都千代田区で2016年7月10日午後9時46分、藤井太郎撮影
自民党執行部が拍手する中、候補者ボードの当確者名にバラを付ける安倍晋三首相(中央)と谷垣禎一幹事長(同右)=東京都千代田区で2016年7月10日午後9時46分、藤井太郎撮影

 「高い」といわれた憲法改正のハードルが、一気に跳び越えられた。10日投開票の参院選の結果、改憲勢力が衆参両院で3分の2超の議席を得た。1946年11月3日の憲法公布から70年。初めて現実的な政治日程として浮上した憲法改正に、国民はどのように向き合えばよいのか。

政権の非立憲的姿勢懸念 石川健治・東京大教授

 安倍政権について懸念するのは、その「非立憲」的な姿勢だ。立憲主義的権力は独裁的権力と異なり、ほぼ対等の「ブレーキ役」を伴う権力だが、第2次安倍政権は政策実現のため、まず目障りなブレーキ役の破壊から始める姿勢が、発足当初から目立った。

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