参院選

首相、民進に改憲議論促す 来月3日にも内閣改造

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記者会見で質問者を指名する安倍晋三首相=東京都千代田区の自民党本部で2016年7月11日午後2時17分、藤井太郎撮影
記者会見で質問者を指名する安倍晋三首相=東京都千代田区の自民党本部で2016年7月11日午後2時17分、藤井太郎撮影

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、参院選で自身が勝敗ラインとした「与党で改選過半数」を大きく上回る議席を得たことを受けて、党本部で記者会見した。10日開票の参院選では、憲法改正に前向きなおおさか維新の会などを加えた改憲勢力で参院(定数242)の3分の2(162議席)を超えており、首相は民進党の岡田克也代表を名指しして国会の憲法審査会での議論に応じるよう求めた。また、12日に石原伸晃経済再生担当相に総合的な経済対策の準備を指示すると明かし、8月3日にも実施する内閣改造・党役員人事で「強力な布陣を作る」と語った。【仙石恭】

 首相は会見で岡田氏に対し「安倍政権の間は憲法改正しないと言っているが建設的な対応とは言えない」と指摘し、「どの条文をどう変えるべきか議論すべきだ」と述べた。その上で「憲法審査会で、政党にかかわらず議論が深まり収れんすることが期待される」と改めて述べた。改憲項目を具体化するための党内や与党内調整に関しては「どのように議論していくか、司々(つかさつかさ)の議員に任せていきたい」と述べ、自身の考えは明…

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