自食作用

スイッチのメカニズム解明…健康維持する働き

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 生き物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる現象を作動させる「スイッチ」のメカニズムを解明したと、東京工業大の大隅良典栄誉教授(分子細胞生物学)らが11日付の米科学誌「デベロップメンタル・セル」に発表した。オートファジーの異常で起こるとされるがんや神経難病などの治療や予防法が期待できるという。

 オートファジーには細胞内で不要な物質や有害物質を分解し、健康を維持する働きがあるほか、冬眠する哺乳類はこの現象を使い、自らの細胞内の物質を再利用して生命を維持する。大隅氏が1980年代後半、微生物の一種の酵母を使い、この現象が細胞内で起きる様子を顕微鏡で見つけたが、メカニズムは不明だった。

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