メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大空を追われ

コウノトリ、トキ 緊急事態を宣言

1966(昭和41)年5月27日朝刊社会面

<1966(昭和41)年5月27日朝刊社会面>

 特別天然記念物のコウノトリと、国際保護鳥にも指定されているトキがこの一年でバタバタと死に、絶滅のピンチにあるので、文化財保護委員会は二十六日、中西悟堂日本野鳥の会会長、山階芳麿日本鳥類保護連盟理事長、内田清之助、黒田長礼両文化財専門委員ら鳥学会の権威を集めて緊急対策会議を開いた。日本でトキが絶滅すると、トキ属が世界から姿を消すうえ、国際保護鳥の絶滅第一号という不名誉なことになる。中西さんたちは口をそろえて「コウノトリもトキもほっておいては農薬による水銀中毒のため絶滅してしまう。コウノトリは一日も早く捕獲して人工飼育にきりかえ、トキもできるだけ人工飼料によるエづけなどを行い“人間の手による保護”をはかる段階にきている」と訴えた。文化財保護委もこの“緊急事態宣言”にこたえて林野庁とも協力、早急に保護の具体策を打ち出す。

この記事は有料記事です。

残り1061文字(全文1448文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. トランプ氏相撲観戦 升席で「特別扱い」
  2. トランプ米大統領 来日 首相、蜜月アピール 「やり過ぎ」野党批判
  3. 東京駅八重洲口歩道にタクシー乗り上げ 1人軽傷
  4. トランプ氏大相撲観戦 手をたたく姿皆無、腕を組む場面も 観客「何を考えたのだろう」という声も
  5. 徴用工問題 財団での救済案浮上も文在寅政権は消極姿勢崩さず

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです