メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

とっとりの美

県立博物館から 國頭繁次郎「記念碑的鳥」 圧倒する画肌と存在感 /鳥取

 はじめて「記念碑的鳥」と命名された本作の前に立った時、その独特のマチエール(画肌)に圧倒されたことを、私は今でも鮮明に覚えている。まるで何かの記念碑をみているかのような堂々とした質感は、他の画家たちの模倣ではなく、作者が自由に創出したオリジナルの技法によるものである。土や砂、セメント、灰などを混ぜて作られた特製の絵の具で描かれた作品は、異様なまでの重量感と存在感を放っていた。

 いったい何を見つめているのだろうか。しっかりと見開いたふたつの眼は、獲物を狙う時のような鋭い目つきではなく、何かを洞察するかのように力強くただただ先を見つめている。重く暗いグレーの背景のなかに、スポットライトを浴びたかのように描かれた1羽の白いミミズク。厚く塗り込められた画面には、ただならぬ雰囲気が漂っている。

この記事は有料記事です。

残り667文字(全文1014文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 中居正広さん、ジャニーズ3月末退所し独立 遺骨手に「ジャニーさん、力をくれ」

  2. 新型肺炎、国内発生100人超に 北海道や埼玉で新たな感染者 未就学児も 

  3. 愛子さまが学習院大文学部へ進学 推薦入試合格

  4. 「東京マラソン・ショック」 各地の大会も相次ぎ中止 専門家は「背景に責任論」

  5. ファクトチェック 「中国・武漢で亜硫酸ガスが大量発生 1万4000人の遺体を焼却」という情報は本当か

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです