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とっとりの美

県立博物館から 國頭繁次郎「記念碑的鳥」 圧倒する画肌と存在感 /鳥取

 はじめて「記念碑的鳥」と命名された本作の前に立った時、その独特のマチエール(画肌)に圧倒されたことを、私は今でも鮮明に覚えている。まるで何かの記念碑をみているかのような堂々とした質感は、他の画家たちの模倣ではなく、作者が自由に創出したオリジナルの技法によるものである。土や砂、セメント、灰などを混ぜて作られた特製の絵の具で描かれた作品は、異様なまでの重量感と存在感を放っていた。

 いったい何を見つめているのだろうか。しっかりと見開いたふたつの眼は、獲物を狙う時のような鋭い目つきではなく、何かを洞察するかのように力強くただただ先を見つめている。重く暗いグレーの背景のなかに、スポットライトを浴びたかのように描かれた1羽の白いミミズク。厚く塗り込められた画面には、ただならぬ雰囲気が漂っている。

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