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ヘイト対策法施行1カ月の現場を見る 差別許さぬ包囲網 デモ隊は規制警戒、侮蔑・排外的表現控え

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6月19日、銀座で行われたデモでは、「日韓断交」という標語が目立った。手前の沿道からは市民が「反レイシズム」と英語で書かれたプラカードを掲げ抗議した=東京都中央区で2016年6月19日、井田純撮影
6月19日、銀座で行われたデモでは、「日韓断交」という標語が目立った。手前の沿道からは市民が「反レイシズム」と英語で書かれたプラカードを掲げ抗議した=東京都中央区で2016年6月19日、井田純撮影

 特定の人種や民族に対しての差別的な言動解消を目指すヘイトスピーチ対策法施行から1カ月が過ぎた。1日には大阪市で全国初のヘイトスピーチ抑止条例が施行された。法律や条例といった規制で、差別はどこまでなくなるのか。ヘイトデモの現場を歩きながら考えた。【井田純】

 「過激な内容のプラカードはご遠慮ください」「ハーケンクロイツ(ナチス・ドイツが用いたシンボルマーク)など、誤解を招くような旗は禁止」

 大阪市ヘイトスピーチ抑止条例は「日本人差別法だ」と主張する市民団体が12日に市役所前で予定していた街頭宣伝活動の案内文には、こんな注意事項があった。活動は雨で中止になったため、「過激な内容」が何を意味するかは分からないが、在日コリアンを侮辱したり、排斥したりといった言動は控えようという姿勢がうかがえる。

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