大飯原発基準地震動

「再計算でも過小評価」前委員長代理

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原子力規制委員会の前委員長代理の島崎邦彦氏=中村藍撮影
原子力規制委員会の前委員長代理の島崎邦彦氏=中村藍撮影

 関西電力大飯原発(福井県)で想定する地震の最大の揺れ(基準地震動)について、過小評価の恐れを指摘している原子力規制委員会の前委員長代理の島崎邦彦氏(東大名誉教授)は15日、東京都内で記者会見し、「過小評価は間違いない」とし、規制委に計算のやり直しを再び求めた。規制委は13日に再計算結果を示し、過小評価はないとの見解を発表したが「再々計算」を求められた格好だ。

 規制委の田中俊一委員長は同日の記者会見で「(島崎氏は再計算の)結果を見て非常に安心したと言っていたとの報告を(事務方から)受けた」と述べたが、島崎氏は「自分は納得しておらず、誤解だ」として、急きょ反論の会見を開いた。

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