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藤原帰一の映画愛

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映画よ、さようなら

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映画だけが人生だった男 現実に背を向ける悲哀

 さて、映画でも観(み)ようかなんて時、どこにいらっしゃいますか? 大都市ならいくつもスクリーンのあるシネコンが候補になるでしょうが、シネコンで上映される作品は、どうしても大作が多い。コンピューターグラフィックスを多用したアクション、テレビでお馴染(なじ)みのアニメ、あるいはテレビのシリーズを映画化した作品などが典型ですね。

 シネコンが全盛となった陰で、名画座は減りました。旧作の2本立て、時には3本立てを組んで、ロードショーよりも安い値段で提供するわけですが、作品選択に映画館の狙いが見えるとうれしくなる。「メトロポリス」と「ブレードランナー」の2本立てなんて素敵でした。でも貸しビデオ屋さんが増えた頃から、お馴染みの名画座がひとつまたひとつと消えて行きました。

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