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黒沢牧場

「やさしい牛乳」で復活 20年ぶり販売 生き残り懸け独自商品 /和歌山

一年中放牧されているホルスタイン種の乳牛=和歌山県海南市上谷の黒沢牧場で、稲生陽撮影

 山中の立地を生かし、乳牛を一年中放牧する全国でも珍しい「周年放牧」に取り組む農事組合法人「黒沢牧場」(海南市上谷)が今春、かつて一升瓶で限定販売していたオリジナル牛乳を約20年ぶりに復活させた。容器を流通に適した小さなプラスチック瓶に変え、牧場以外に和歌山マリーナシティ(和歌山市)でも販売を開始。牛乳の消費減で、県内でも酪農家が次々と廃業する中、固定ファンの開拓を目指す。【稲生陽】

 農林水産省の統計調査によると、県内の生乳生産量は年間5000トン前後で長年、全国最下位が続く。牧場用地の乏しい東京や大阪と比べても半分しかなく、市場に出回る形に製品化した牛乳の県内生産量は1999年以降ゼロになっている。

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