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鬼平を歩く

江戸・東京今昔/37 軍鶏鍋屋 竪川 火盗改方のアジト /東京

「五鉄」のモデルと言われている幕末創業の鳥料理「かど家」

 雪が降り積もった夜の比丘尼(びくに)橋のたもとに、「山くじら」の看板を掲げた料理屋がある。二代目歌川広重の錦絵「名所江戸百景 びくにはし雪中」に描かれた江戸中心部、現在の地下鉄銀座一丁目駅近くの風景だ。

 山くじら(山鯨)とはイノシシの肉。肉食がタブー視されていた江戸時代、おおっぴらにイノシシと宣伝するのがはばかられ、山鯨がキャッチコピーになった。1832年刊行の「江戸繁昌記」によれば、シカ、キツネ、ウサギ、カワウソ、オオカミ、クマも食された。ネギを入れて鍋で煮るのが主な食べ方だった。

 獣肉を食べることを江戸の人々は「薬食い」と言った。好き好んで食べるわけではない。栄養をつけて病気予防のためということだが、多分に言い訳めいている。

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