仕事は与えられるものではなく、自分でつかむもの−−。そんな言葉を体現した企業の取り組みが注目を集めている。主要ポストを立候補と選挙で決めるベンチャー眼鏡店と、社員が提案した仕事に給与とは別の報酬を付ける医療ITベンチャー。両社の取り組みを探った。
●密室人事やめます
腹に響く重低音が鳴り響き、天井からつるされたミラーボールはカラフルな光線を振りまく。今年4月、東京都内のスタジオで、港区の眼鏡店「オンデーズ」のエリアマネジャー(AM)を選ぶ解散総選挙が行われた。会場には候補者たちの選挙ポスターが飾られ、社員たちは正装だ。
AMは全国141の店舗を地域ごとにまとめる販売現場の最高責任者。任期は1年で、毎年解散して総選挙を行う。この日は3月の中間選挙を経て選ばれた7人の最終候補者たちが、最終プレゼンを行い、全社員が投票で新任AM5人を選んだ。
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