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詩歌の森へ

「諷詠」の新たな道=酒井佐忠

 俳誌「諷詠」7月号が届いた。主宰の後藤立夫さんががんを患い、6月に72歳で亡くなったばかりだ。戦後間もなく神戸で創刊され、「俳句は謙虚な詩」を信条とした歴史ある俳誌はどうなるのかと案じていた。7月号の裏表紙には、名誉主宰の俳壇の長老、後藤比奈夫さんの「御挨拶」がのっている。(立夫さんの死は)「父としても断腸の思いであります。就きましては立夫の遺志もあり、孫の和田華凛を後継主宰に推すことと致しました」と記されている。

 <ころはよし祇園囃子に誘はれて>(立夫)。和田華凛さんは、父の辞世の句を紹介しつつ、一文を寄せている。祭が大好きだった父は辞世の句を残して逝ってしまった。父が病室で「お前は二重丸」という表現でほめてくれたことを忘れない。まだまだ未熟な私だが、この言葉を支えに皆さまの協力で、祖父や父が愛した「諷詠」を守り続けていきたい。どうか私をお育てください…との内容だ。そして父の句を受けて、<つなぎし手離し祭…

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