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私だけの東京・2020に語り継ぐ

著名人へのインタビューを通じて、東京の魅力を再発見します。

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私だけの東京・2020に語り継ぐ

女優・薬師丸ひろ子さん かっこいい大人いた青山

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女優の薬師丸ひろ子さん=猪飼健史撮影
女優の薬師丸ひろ子さん=猪飼健史撮影

 私が生まれ育った1960年代、70年代の青山(港区)を振り返ると、明治生まれの祖母のことが思い出されます。小学校1、2年生ぐらいの時、38度近い熱を出した日のことです。先生が家の人を呼ぶというので、私は「絶対に連絡しないで」と、ものすごく抵抗しました。両親は共働きで忙しいので、家にいつもいる祖母が迎えに来るからです。祖母が来たらどうなるか。幼稚園でけがをした時もそうだったのですが、私をおんぶして帰るわけです。大丈夫だと言っても。

 自宅までは地下鉄で2駅ぐらいの距離だったと思います。通学路は「246」と呼ばれる国道246号・青山通りなのですが、横断歩道を使ってはいけない。なぜか、ずっと先にある歩道橋を渡らなければならない規則というか、決まりがあったんです。帰路にはオフィスがたくさんあり、多くの人の目があります。下ろしてほしいと言っても、私を絶対下ろさなかった。正直恥ずかしかった。一方、そう感じることで、おばあちゃんに申し訳…

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